ネコガールの恋

「明日18時に、三軒茶屋駅の世田谷
 通り口に来てください。

 東は、楽しみにしていると言って
 ました」



ネコガールはとりあえずほっとした。

明日は仕事が休みで、ナンとの待ち合わ
せも夕方のことだとは分かっているが、
何となく早めに寝る気になったネコガー
ルは、部屋の電気を消して、

ネコのぬいぐるみが1つ枕元に置いて
ある、赤いベッドに潜りこんだ。