ネコガールの恋

後ろを通ろうとしているネコガールには
まったく気づかず、宮城は缶コーヒーか
何かをガタタンと落として、かがんで
取り出している。


「宮城さん、おはようございます!
 どうしたんですか?こんなところで」

「えっ?」

不意に後ろからかけられた声に驚いた
宮城は、缶コーヒーのプルトップを開け
ようとした格好のまま振り返ったが、

そこにネコガールの顔を見出してさらに
驚いた。

「ネ、ネコガールさん??
 え?なんでここにいるんですか?

 あ、おはようございます・・」