ネコガールの恋

「やっぱり、思ったとおりのすごい人
 だなあ!」

いつもはクールな東だが、去っていく
ネコ専務の背中を見つめながら、珍しく
興奮して、感動したような声を出し、

ナッツの方は逆に、感極まったのか、
何も言わなかった。

自分が敬愛する叔父に会った後の、
2人のそのような反応を見て、とても
満足したネコガールは、

うっとりした、夢見るような目で、
叔父がネコ博士とまた話をしている
姿を見つめている。

そのテーブルから、やや離れた壁際の
テーブルの席に、奇妙なことに、大火
と宮城の2人が並んで座っていた。

ネコ専務のそばにいないと思ったら、
さっきから彼らはここに座っていて、
ワイングラス片手に、斜めからネコ
専務やネコガールの様子を見ていた
のである。