ネコガールの恋

そう聞くと、ネコ専務はすまなそうに、

「え、そうだったのか、それは悪いこと
 をしたなあ。

 そんな方が待ってるとは全然思っても
 なかったんで、のんびりしちゃってた。

 ナッツさん、ネコ専務です。よろしく
 お願いしますね」

と右隣のナッツに右手を差し出し、握手
を求めた。

ナッツはその手を夢中で、両手でガッ
チリ握り締め、必死な顔でぶんぶんぶん
と振ったので、

その場にいた全員が明るく笑った。