ネコガールの恋

しかしちょうどそのとき、ネコ専務は
初老の紳士との話を終わり、

ネコガールがそこにいることはさっき
から気づいていたらしく、そのまままっ
すぐに、可愛がっている姪っ子のテー
ブルにやってきた。

「やあ、ネコガール。そして皆さん、
 こんばんわ。楽しくやってたかい?」

「叔父さ~ん、待ってたのよ~。どう
 してこんなに遅れたのよ~?」

ちょっと甘えた声で抗議するネコガール
に、ネコ専務はかえって驚いたらしい。

「えっ、そんなに待っててくれたの?
 ゴメンゴメン、ちょっとのんびり
 来ちゃって。

 大晦日にまで、時間に縛られたくない
 なと思っちゃってさ」

そう言ってのほほ~んとしている叔父に、
もはや抗議する気が失せてしまったネコ
ガールは、それはもういいわ、と思って、
それよりも、叔父に早くナッツを紹介
することにした。