ネコガールの恋

ちょっと恰幅のいい白猫の紳士、ネコ
博士は、ワイングラスを持って、テー
ブルのそばで中年女性2人と笑顔で立ち
話をしていたが、

姪のネコガールが近づいてきたのに気づ
くと、さらににこやかになった。

「おお~、赤いドレスか、かわいいな!
 そちらは?」

「モデル仲間の安藤夏子ちゃんです。
 ほら、叔父さんに前にファンレターを
 書いたっていう・・」

ネコガールの言葉を聞くと、ネコ博士は
何か思い出した様子で、ああ、といい、

「安藤夏子さんか。そのとき中学2年生
 で、バスケ部のキャプテン。仇名が
 アンドーナツだといってたな。
 
 安藤さん、今は高校2年生なのかな?」

とすらすら言ったので、ナッツは目をまん
丸くして、

「ええ~っ!? そんなの覚えてるんです
 か~!?」

と叫んだ。