ネコガールの恋

「宮城さん、こんばんわ。私たち、
 今来たところです」

ネコガールの声に、話をしていた大火と
ナッツが、近づいてきた宮城に気づき、

大火は一瞬表情をこわばらせたが、何も
言わなかった。


「こんばんわ、僕は10時頃来ました。
 ナッツ、こんばんわ。日野さんも、
 お久しぶりです」

宮城は、まずは尋常に挨拶する。大火も
ふつうに、こんばんわ、と返す。

20代前半の彼らも、社会人である。
たとえ気にくわない相手でも、このくら
いなら合わせられるらしい。

とはいえ、お互いにあまり長く話したく
はなさそうに、ネコガールの目には
見えた。