「どこに行く?」
家に帰ろうと路地を曲がると
海堂に肩を掴まれた
「そっちじゃない」
「は?」
「マンションはあっちでしょ」
「違う」
「違わない」
「今日はこっち
……ですよね?」
海堂が振り返る
私も海堂の視線の先を
辿った
電柱の陰に
蓉子が隠れていた
「そ…そうよ
…てかこっち見ちゃダメじゃない」
「蓉子っ!」
私が怒鳴ると
蓉子がひぃっと叫び声を出した
「だって初回デートに限り
後を追いかけて良いっていう
条件つきだもん」
蓉子が走って
海堂のうしろに逃げ込んだ
私は海堂の目を見る
「メールに書いてあった」
「了解したの?」
「書いてあったから
そういうもんだと思って」
「思うな!
おかしいだろうが」
海堂は首を傾げた
何、その純粋そうな目で
私を見るわけ?
もとはと言えば
蓉子よ
蓉子が変なことを
海堂に刷り込んだんじゃない
「蓉子、話合おうか?」
「話し合いは明日で
いいでしょ?」
海堂が間に割り込むと
私の肩を掴んで
歩き始めた
家に帰ろうと路地を曲がると
海堂に肩を掴まれた
「そっちじゃない」
「は?」
「マンションはあっちでしょ」
「違う」
「違わない」
「今日はこっち
……ですよね?」
海堂が振り返る
私も海堂の視線の先を
辿った
電柱の陰に
蓉子が隠れていた
「そ…そうよ
…てかこっち見ちゃダメじゃない」
「蓉子っ!」
私が怒鳴ると
蓉子がひぃっと叫び声を出した
「だって初回デートに限り
後を追いかけて良いっていう
条件つきだもん」
蓉子が走って
海堂のうしろに逃げ込んだ
私は海堂の目を見る
「メールに書いてあった」
「了解したの?」
「書いてあったから
そういうもんだと思って」
「思うな!
おかしいだろうが」
海堂は首を傾げた
何、その純粋そうな目で
私を見るわけ?
もとはと言えば
蓉子よ
蓉子が変なことを
海堂に刷り込んだんじゃない
「蓉子、話合おうか?」
「話し合いは明日で
いいでしょ?」
海堂が間に割り込むと
私の肩を掴んで
歩き始めた

