「ちょ…ちょっと
ちょっと!」

教室に勢いよく入ってきた蓉子が
私の肩に抱きついてきた

「やっぱり
あんたたち付き合ってるんじゃん!」

「はい?」

私は蓉子の顔を見た

「一年の女子たちが言ってたよ~
昨日、彰吾くんが
あんたを抱いて帰ったって

しかも加藤先生の話を
無視したって言うじゃない」

「え?」

私は首をかしげた