羽菜さんは、サークルや友達との事は理解してくれてて。 今までも俺はその優しさに甘えてた。 『……ん。わかった』 電話で話す羽菜さんの声はいつもより沈んでるような気がした。 だよな。 キャンセル連続だし。 重い足どりで、居酒屋へ向かう。 「おー!遅っせーぞ!」 相変わらず、加納先輩は元気だ。 「すんません。 先輩、お久しぶりです」