って事は明日はここに来れないんだ…
いつでも来ていいって言ったけど、さすがに毎日は迷惑だしな…


無言で考え込んでるアタシにシュウの優しい声が聞こえた


「どした?」

「………」


「俺アコに渡したいもんあるんだよね、はい」

シュウはポケットから鍵を出してそれをアタシに差し出した


「これって…」

「隠れ家の鍵。俺がいない時でも勝手に入っていいから」


「なんでそこまでしてくれるの?」


「アコは俺の初めての女友達だから」

そう言って微笑む