今から生徒玄関ってことは、体育?でもうちのクラスの人じゃないし。ヒメのクラスの人…かな。
芽衣が足りない頭を珍しく回転させていると、今度は体育館の方から足音がした。そこではっと気付き慌てて顔を上げる。
探しに来てくれたらしい姫華が、棒立ちの芽衣を見て訝し気に口を開いた。
「ちょっと芽衣。なにしてんのよ。もう本鈴鳴るよ」
「や、うん。ちょっと」
「ま、いいけど。付き合ってあげるから早く更衣室で着替えなさい」
「う、うん」
どこか引っかかるものの、とりあえず芽衣は着替えるためにくるりと方向転換した姫華の後を追いかけた。
芽衣が足りない頭を珍しく回転させていると、今度は体育館の方から足音がした。そこではっと気付き慌てて顔を上げる。
探しに来てくれたらしい姫華が、棒立ちの芽衣を見て訝し気に口を開いた。
「ちょっと芽衣。なにしてんのよ。もう本鈴鳴るよ」
「や、うん。ちょっと」
「ま、いいけど。付き合ってあげるから早く更衣室で着替えなさい」
「う、うん」
どこか引っかかるものの、とりあえず芽衣は着替えるためにくるりと方向転換した姫華の後を追いかけた。
