拍手と共にクスクスと笑い声が聞こえる。
はっ・・・・・はめられた。
あたしはダンっと机を叩いた。
教室全員がアタシに冷たい視線を移す。
「納得いかない。なんでアタシなの?」
アタシを見て、クスクス笑っていた女子、
松山が冷たく微笑む。
「だってぇ、浅見さんが良いと思ったんだもぉん。
ただそれだけぇ~w」
ふざけたような言い方。
あたしが言い返そうとすると、
無情にも総務委員は平然と先を進めた。
「次は王子役です。
さっきクジ引きで17番引いた人が…。」
最悪。
演劇祭とかどうでもいい。
何もやりたくない。
でも、そんな気持ちがここでは通るはずがない。
このクラスの全員があたしの敵。。。
「あっ、僕、17番ですっ!!」
隣からヘラッとした声が聞こえた。
隣を見るとハニカミながら手を上げている南葉君。
「では、王子役は南葉君に決定です。」
さすがの松山も南葉君のクジ運の悪さには気づかなかったらしい。
女子たちの失敗に落ち込んだ顔が笑える。
でも・・・・
「演劇祭、一緒に頑張ろうっ♪」
隣に邪気なく笑う南葉君には笑えなかった。



