Cry!Cry!Cry!






~Thihiro~




あたしは自宅謹慎のために自宅(祖母の家)に居たが


病院の定期健診があったのであたしは電車で病院へ向かった。



田舎って面倒だ。


電車で2時間もするリハビリセンターまで行かなきゃいけないんだから。







リハビリセンターは今日はやけに空いていた。


いつもは老人で埋め尽されてたのに。





「えっ!?もしかして浅見千尋!?」



後ろから声が聴こえたので振り向くと


制服を着た茶髪の女子と杖をつく女子が目の前にいた。


あたしが無視して立ち去ろうとすると


茶髪の女子に手を強くつかまれた。




「浅見千尋さんですよね?!」


「そうだけど…。」


彼女の顔はパアァッと明るくなった。


「あたしめっちゃファンなんですっ!

 浅見さんが出てるファッション雑誌は毎回買ってて

 …小さい時からずっと憧れてたんです!」



茶髪の子はあたしの手を握りしめる。



「また…モデル活動を復帰しないんですか?」

「えっ…。」





「桜さんっ、私を置いてかないでよぉ。」



一つ結びの杖を付いた女の子が杖をついてひょこひょこ歩いてくる。




「あ~、ごめんごめん。


 あたしサイン書いてもらうから受付で紙とペンもらってくる!」



そう言って、茶髪の子は受付へ走って行った。


サインって…あたし何も言われてないんだけど…。








「なんかいきなりすいませんっw」


一つ結びの女の子は小さく微笑みペコッとお辞儀をする。