「ほら、ゆーみん張り出されるよ!」 今年こそは受験に集中できるクラスがいい。 掲示板に張り出された大きな名簿表を見てそう願った。 「あっ…あった。ウチ、D組。」 晴香はそう言ったあと、あたしも見つけた。 「あっ、またC組だ!」 その時、ざわめきがあった。 後ろを振り向くと校内ベストカップルと呼ばれる 二人の姿があった。 「南葉くんと浅見さん、クラス別れたみたいだよ。」 女子たちがひそひそと話す。 「えー、うそ!?何組と何組?」 「浅見さんがA組で、南葉くんが確か…」