それから少しの間、沈黙が続いた。
何この間。
あたしは気になって後ろを振り向くと南葉君はニコッと笑った。
とっさに顔をそむけると南葉君はあたしの腕を引っ張った。
「はいっ、僕の勝ち☆」
「なにがっ!?」
「うわっ、腕ほそっ!!折れちゃいそうっw」
少し強引だけど、優しく引っ張る南葉君。
その頼もしさが伝わってきて少しムカッとくる。
「べつに引っ張らなくても1人で歩ける。」
あたしがそう言うと、かすかにハハッ♪と笑う声が聞こえた。
そして、あたしが教室に入ると妙に変な空気が漂った。
「ねぇ…浅見さんって2年間、
留年してたのって精神科に通うためなんだよね・・・?」
松山が窓辺からアタシを怖がるように震えた声で言う。
それは南葉君以外、皆知っていること。
あたしはうなずいた。
そして、松山の次の言葉で心臓が止まりそうになった。



