「まぁ、両想いなんだからおめでと。お祝いに何かおごって。」



「えっ!?ふつー僕がおごってもらうほうじゃないの?」



「は?あたしがモデル復帰したお祝いだよ?」




南葉くんはアハハと笑った。





「いいよ。


でも、どうせだったらいつもの6人で食べに行こうよ!」



「いいね。そうしよっか。」





そう言ってあたしたちは叶いもしない計画を立てた。






そう、6人仲良く揃うのはこの前のあの校外学習で最後だった。