梟~幼少編~

威白は身に纏っていたマントを脱ぎ棄て戦闘態勢に入った。
龍峰も少し足を広げ構えた。

トッ

龍峰が先手を打つ。
右手の拳を思いっきり引き威白めがけて放つ。
威白はスッと避けその右手を掴む。お返しとばかりに威白も右手のこぶしで龍峰の顔目掛けて勢いよく放つ。

ゴッ

と言う音と共に龍峰の左頬にヒットした。

しかし龍峰はニタ~っと笑い空いている左手で威白の右手を持ち勢いをつけて右足で威白の顔をめがけて蹴った。

バシッ

とっさに龍峰の右手を押さえていた左手を放し、その左手で受け身をとった。
威白は3mほど吹っ飛んだ。

「威白!もっと本気でやれよ!死ぬぞ!」
「お前こそ。手加減なんてしてんな!」

再び二人は合い交えた。