4748日後のクリスマス





――咄嗟に掴んだプレゼント。




もしかしたらキョーちゃんが来てくれると思って、無意識に掴んだのかもしれない。






まだどこかで、期待しているのかもしれない。







公園の時計を見ると、時計の長針はあと少しで0を指そうとしていた。






…どうせだから、記念に地面にでも埋めていこうか。







そう思ってしゃがみ込んだ、その時。