――――――――――…

この少女を泣き止ませて詳しい話を聞けるのに15分位かかった

今私と少女は2階にいる

他の3人は下で朝ごはん食べてる…

ずるい・・・
そんなことよりもこの子の話を聞かなきゃ


この子の名前は山本 遥
昨日、他の友達5人位とかくれんぼをしていた

しかし夕方になっても兄の 勇希が見つからず、ずっと探してたけど手掛りなし、郵便受けに入っていたチラシを見てここに来たらしい


冬乃がココアを運んできた


「ありがとうお姉ちゃん」


遥ちゃんは美味しそうに飲んでいる


「遥ちゃんお家の人は?」

「お母さんはいないの
事故で死んじゃったんだって」

「お父さんは?」

「お仕事に行ってるの
たまに帰って来るんだ」


じゃあ昨日は帰ってこなかったんだ


遊んでいたところはここから1km位離れた工場や倉庫の沢山ある場所

「遥ちゃん絶対に見つけるからね」

「約束だよ?お姉ちゃん」

「うん約束!」