「あった~★」
空家のドアには
『危険!入らないこと。』
って書いてあるけど
もちろん入ちゃいます。
亮の顔がこわばる。
あ。亮ちゃんが
ここに来たくなかったのって・・・
「亮ちゃん怖いの?」
「こわくねぇよ!」
ははーん。
やっぱりね。
亮ちゃんが怖がってるときは
大抵、鼻をさわる。
分かりやすっ。
「ほ・・ほら!中入ろうぜ。」
怖がってるくせに亮が
一番最初にドアを開けた。
視界が白くなる。
「げほげほっ!ホコリだらけ!」
口を押さえながら
あるモノを探す。
亮は勇の腕にしがみついてる。
「亮!きもいってば!」
勇の笑い声が空家に響く。
「あっ!あった。」
私が叫んだ。
「琴音何があったの?」
勇が駆け寄ってくる。
「ほらコレ。」
それはホコリかぶった
一枚の写真。
亮と勇が写真嫌いだから
幼いとき3人で映ってる
最初で最後の写真。
「私すぐなくしちゃうから
ここに置いていったの。」
写真のホコリをはらって
スクバにしまう。
「また3人でここにこようね。」
3人にこだわってたのは
幼なじみだから?
私の心の瞳は
まだ開かないの・・・。
いつかきっと・・・。
空家のドアには
『危険!入らないこと。』
って書いてあるけど
もちろん入ちゃいます。
亮の顔がこわばる。
あ。亮ちゃんが
ここに来たくなかったのって・・・
「亮ちゃん怖いの?」
「こわくねぇよ!」
ははーん。
やっぱりね。
亮ちゃんが怖がってるときは
大抵、鼻をさわる。
分かりやすっ。
「ほ・・ほら!中入ろうぜ。」
怖がってるくせに亮が
一番最初にドアを開けた。
視界が白くなる。
「げほげほっ!ホコリだらけ!」
口を押さえながら
あるモノを探す。
亮は勇の腕にしがみついてる。
「亮!きもいってば!」
勇の笑い声が空家に響く。
「あっ!あった。」
私が叫んだ。
「琴音何があったの?」
勇が駆け寄ってくる。
「ほらコレ。」
それはホコリかぶった
一枚の写真。
亮と勇が写真嫌いだから
幼いとき3人で映ってる
最初で最後の写真。
「私すぐなくしちゃうから
ここに置いていったの。」
写真のホコリをはらって
スクバにしまう。
「また3人でここにこようね。」
3人にこだわってたのは
幼なじみだから?
私の心の瞳は
まだ開かないの・・・。
いつかきっと・・・。

