教室についた。
「帰りは迎えに来るから待ってて。」
勇がにこっと笑った。
「はーい。」
亮は先に自分のクラスに
行った。
私怒らせる事しちゃったかな・・・。
教室に入るとほとんどの人が席に座ってる。
「琴音ちゃん!」
「あ!白石君~」
俊一が手招きする。
「同じクラスだったね。」
「はいっ★」
無言で目を見つめられた。
「席について~。」
髪をくるくるに巻いた先生が
教室に入ってくる。
「私は畠田 美智よろしくね。」
わーぁ。綺麗な先生~
綺麗な先生に楽しそうなクラス。
期待でいっぱい。
「ねぇーねぇ。
私 清野 玲奈っていうの。
あなたは?」
後ろの席の女の子が話しかけてきた。
「私は石橋 琴音。」
わー
超かわいい。
目がクリクリしてる。
「琴音ちゃんか~よろしくね。」
「琴音でいいよ★」
「分かった!うちは玲奈でいいょ~」
新しい友達。
ますます気持ちがはずんだ。
このクラスで
楽しくやっていけそうな気がした。
気がした・・・。
そのあとクラスで並んで
体育館で入学式をした。

