ファミレスに先に着いたのは、あたしだった。 あたしは入り口近くの窓際に座った。 もちろん見つけやすいように。 時間が時間だったからファミレスに居たのは大人のカップルとヤンキー的な兄ちゃん達とギャルの女の子達だった。 しばらくしてから瞬くんが来た。 「ごめんな」 そう言いながら笑う瞬くんを憎めるハズなかった。 「大丈夫だよ」 あたしもニコッと笑いながらそう言った。 その後は瞬くんの提案で、あたし達は近くの公園に向かった。