俺は何も言わず3歳の子を抱き締めた。





「美依....けっこんしよおな。ずっと待ってるよ。ちゃんと逢いに行くから」







おれは唇にチュッとキスをした。






「絶対だよ!!!!約束だよ!!!!!」






美依は泣きじゃくりながら約束をして旅立った。








俺は美依が旅立って何度も泣いた。






俺が何度も両親に



「美依逢いたい」



って言っても理由は言わず


「だめだ」






だけ。






居場所も分からない。





俺は美依がすき。





それからずっと逢えなかった。





俺はひたすら思っていた。