恋の唄




「三田さんには僕がいるから。だからやりたいようにやっていいよ」



なんでそんな上から目線なのさ。


温かく見守るって感じなのさ。


あたしが微笑ましいか?!



「や……やりたいようにって言われても……そのやりたいことがわからないから困ってんのに……」


柏木の温かい心にやられたらしい。


あたしは素直に自分の気持ちを吐露しちゃってた。



「わからないなら思う通りに動いてみたらいい。フリーターしたかったらしたらいいし」


「……別に……フリーターもしたいわけじゃないし……」


「あれだけフリーターやるんだって言ってたくせに?」




……そうですけど。


でもなんか、いざ「フリーターすれば?」なんて言われると二の足を踏んじゃう。


あたしって天の邪鬼なんですわ。