「そういえば。」

思いだしたように瞬くんがいった。

「昨日の買い物、何買ってきたの?」

ギクリ。

「そ、それは・・・。」

(クリスマスプレゼントなんて、絶対言わない・・・!)


「と、友達の誕生日プレゼントを・・・買いに。」

とっても苦しい、しかも、瞬くんにはじめてついた

・・・嘘。

「・・・そっか。
いいもの見つかった?」
「・・・うん。」

心優しい瞬くんは、
怪しむこともなく・・・。

そこであたしは、
大事なことを思い出す。

「あのさ・・・。
クリスマスって、時間ある?」

じ、自分からって、結構恥ずかしい・・・。

こういうことはいつも瞬くんがいってたから・・・。

瞬くんは、恥ずかしくなったりしないのかなぁ・・・。

「ん?クリスマス?
多分あいてるよ。ここで、2人でパーティーしようか。」

・・・よし、これでプレゼント渡せる・・・。

「そうだね、パーティーしようか。」


約束したクリスマス。
このときは、信じてた。

あたしは本当に、恋をしてるって。