勢いよく立ち上がったリュウとショウ。でも、意外と息は合っている。胸倉を掴み合う2人の間にカズが割って入った。
「ちょっと2人とも! ケンカするためにバンド組んだわけじゃないんスから」
『うるせぇ!』
沸騰しきったリュウとショウ。でも、意外と息は合っている。収拾がつかずにカズは助けを求めた。
「ケイさん! なんとかして下さいよ」
「ロックだね」
「なにワケわかんないこと言ってんスか!? マキオさん!」
「ははは」
「なに笑ってんスか!? もう!」
相変わらず会えば口ゲンカのリュウとショウ。相変わらずそれを仲裁するカズ。相変わらず我関せずのケイ。そんな相変わらずな時間が幸せな時間なんだ。そうマキオは感じていた。この関係がいつまでも続くものだと信じていた――。
「ちょっと2人とも! ケンカするためにバンド組んだわけじゃないんスから」
『うるせぇ!』
沸騰しきったリュウとショウ。でも、意外と息は合っている。収拾がつかずにカズは助けを求めた。
「ケイさん! なんとかして下さいよ」
「ロックだね」
「なにワケわかんないこと言ってんスか!? マキオさん!」
「ははは」
「なに笑ってんスか!? もう!」
相変わらず会えば口ゲンカのリュウとショウ。相変わらずそれを仲裁するカズ。相変わらず我関せずのケイ。そんな相変わらずな時間が幸せな時間なんだ。そうマキオは感じていた。この関係がいつまでも続くものだと信じていた――。

