那雪が?あの那雪が私と同じ学校に!?
あっ…ありえないでしょ?

「私…花。よろしくね?」「よろしくなー!」
那雪は後ろを向いて…名前を聞いてきた…私は…花の後ろだから…
「わっ私!?私は…菫」
私はウソをついた…

会いたかった人なのに…
ウソを付いちゃった。最低だね…。
「菫かぁ…よろしくな!」「うん!よろしくね!」
そう言った。

でもこの菫と言う名前は通りはしなかった。だって…クラスのみんなが私の本当の名前を知ってるんだもん…

ばれたのは数日後…

花が那雪に好きな人を聞いている時だった。
那雪を囲み周りの人も話しを聞いていた。
「那雪君ってさ…彼女いないの??」
そう聞かれた那雪は…
「いないよ…」
そう言った。
周りの人は…
「カッコいいのに何で!?」と聞いた…。

確かに那雪は…あの頃と違って…カッコいい。
「あぁー約束したんだ。」「誰と?」
「ある女の子と。俺さぁ…小さい頃転校したんだ。その時にさ…その女の子と約束したんだ。また、会えるよってさ!」
「へぇー!!その子とは会ったの!?」
「まだ…どこにいるんだろーなっ!」

やっぱり…那雪。
約束覚えてくれたんだ…゚
「思ったけど…蘭も彼氏つくらないの??」
その時…那雪が…
「蘭??どの人が蘭?」
「えっ!?蘭は蘭!」
そう言って友達は指をさした。