私は…帰りに那雪と手を繋いであの公園の前を通った。すると…
「お姉ちゃん!?」
と言われ…背中を突かれた。見るとそこには…
「あっ!!」
前に約束をした子がいた。「お姉ちゃん!」
「覚えてくれたんだ?」
「うんー!」
「ありがとうね!」
「うーん。お姉ちゃんはぁ約束ぅ覚えてる??」
「もちろん!泣かない約束だよね??」
「うん!!守った??」
「少し…泣いちゃった…ごめんね?」
「いいよ!だってお姉ちゃん…笑ってるもん。」
「ありがとう。」

小さな子のお母さんが…その子を呼んだ!
「優奈行くよ??」
「はーい!」

走って行った。
イキナリ止まって…その子は…
「バイバイ!お姉ちゃん」そう笑顔で言った。
「うん。バイバイ」
そう言って私は…目があって頬笑んだだその子のお母さんに頭をさげた。

そして…また歩きだす。
「あの子知り合いか?」
那雪に聞かれた。
「うんん。あの子には…救ってもらっちゃったの!」「そうか!!」


「約束って…守れない時はあるけど…忘れる事や切れることはないんだね!」

「そうだな!」

私は…小さな約束でも結ばれていることは確かだって思った。
那雪と交わした小さな約束は切れることなく今もこうして繋がっている。