「でも…あの日に言った事…本気か??」
「えっ!?何??」
あの日に言った事とは…何の事かさっぱりわからなかった。
「だから…昨日言ったこと…。」
那雪の声のトーンが下がった…
「あれは…つい。でも…本気かもしれない…。」
「……!!!」
ビックリしてるのか…わからないが驚きを見せ…那雪は地面を悲しそうに見つめていた。
「だって…約束は…切れちゃう場合だってあるよ?それに…」
「それに??」
「前と今は…違うもん。」

「そんな事簡単に言うな!!」
怒鳴られた。私は…驚いた。でも…怒鳴ってもおかしくはないと私もわかっていた。
「俺達は…変わってないだろ??俺達が交わした約束はそんな弱くないよな?」「うん…わかってる…私だってわかってるよ!」
「じゃぁ…」
「那雪は…私じゃなくたってもっと他にいる!」
「はぁ??」
「可愛い子だって…たくさんたくさんいるじゃん………」
涙が溢れた。泣かないって約束…したのにね!


そんな私を那雪は…強く抱き締めた。そして…話し始めた…
「俺がどんな思いで約束信じて生きてきたかわかるか??」
「………………」
「お前に会ったら言おうと思ってた。大好き。俺のそばにいてほしい。ってさ」「………………」
「まぢ…恥ずかしいわ…俺…バカみたいだなっ!」
照れくさそうに苦笑いしながら…那雪は気持ちをいった。
「私だって…那雪と同じだよ。諦めた時たくさんあった。でも約束はきっと叶うそうやって思って頑張って来た。那雪が絶対に会いにくる…そうやって笑ったじゃん。だから…私は信じた信じてこれたの!!」
「蘭…ごめんな?もっとはやく会いにくるべきだった。」
「本当だよ!!でも…今会えたんだもん。いいじゃん!!」
「でも…勘違いしないでくれよ??」
「何を??」
「俺はただ会いにきたわけじゃない。お前と付き合って結婚するためにきたんだぞ??」
「何…それっ!!(笑)でも…那雪は…本当にいいの??」
「本当にお前ってやつは…何もわかっちゃいねぇーなっ!!俺はお前が好きなんだから…お前じゃなきゃ嫌なの!」
「那雪……」
「わかった??」
「うん!!」
「よしっ!!」