「では、ちなちゃん体育館に行きましょ。始まりますよ」



「うんわかった。いこう。」






体育館に行くとすでに準備してある豪華ないすに、座っていた




たかが椅子なのに……なぜこんなにも豪華……お金持ちの金銭感覚がわからん。



そんな事をぶつぶつと言っていると入学式が始まり、校長の長いお話が終わり、新入生代表になったとたん、



「「「「「き、きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ」」」」」





っ、うるさい……なにこれ!?




代表の人がステージにたった瞬間、もの凄い奇声が体育館に響き渡った。



「麻結…あの人誰?」




「え、ちなちゃん誰だか知らないんですか?」







「え、う…ん。」


てか興味ないし……



「あのおかたは、瀬戸財閥グループ次期社長、瀬戸蒼理様です。ご存知ありませんか?」




瀬戸財閥?
次期社長??
瀬戸蒼理???


「…ご存知ありません。」


「ほかにも化粧品から専門ブランドまであつかっているのが、お母様とか……」