恋愛予報

『瞬くんもこれ飲む?』

私はグラスを指差して

『アイスキャラメルカプチーノ生クリーム添え、美味しいよ』

『いや、俺はいいや』

瞬の表情が一瞬曇る。

“えっ、もしかして甘いの嫌い。失敗した”

『じゃあ、アイスコーヒーか何か?』

『ううん、いらない』

“あっ、そうかそうか。瞬くんお腹空いてるんだな。一緒にランチするって約束だったもんね。私も気付けばお腹グウグウだよ”

私は立ち上がり

『瞬くん、お腹空いたよね。お昼食べに行こうか?』