あたしの初彼☆王子様はお姫様??

飲みかけのジュースを一気に流し込んで、



勇気を出して、あたしは葉瑠夏君をまっすぐに見つめた。



そして、大きく深呼吸をして。



見つめ合う視線が恥ずかしくなるから、



思わず逸らしたくなってしまう。



でも、それじゃあダメ。



あたしは……ちゃんと……伝えたいんだ。



だから………。



自分の気持ちからも目を逸らさないで。



「あたし…葉瑠夏君が好き……どうしてか分からないけど…好き。好きなの……でもこんな気持ち……慣れてなくて……」



不器用でもいい………素直に言えば……。



それだけでもいい。