あたしの初彼☆王子様はお姫様？？

突然現れて、突然そんな言葉。



葉瑠夏君の本音が分からない。



何気なく言った言葉だろうけど、



あたしは頬が熱くなるのを抑えられない。



葉瑠夏君はそんなあたしの顔を覗きこむ。



あたしは恥ずかしくて、葉瑠夏君から視線を背けた。



「どした？？……向陽のこと、気になるの？？」



あたしの様子から、心配そうに葉瑠夏君が言った。



確かにそれもあるけど……。



この気持ちはそれだけじゃないよ。