あたしの初彼☆王子様はお姫様??

「えっ??向陽君の弟~??」



「うん……葉瑠夏君だよ…」



ゆっくりとあたし達に近づく葉瑠夏君。



でも、なんで……??



どうして、ここにいるの??



すると、葉瑠夏君は朝から、あの爽やかな笑顔で、



「おはよっ!桃歌ちゃん!!」



と、言ってあたしの座る席の目の前に立ち止まった。



横にいる香理奈は、顔を赤らめながら、



そんな葉瑠夏君に釘づけ状態。



「葉瑠夏君…なんで、なんでここに??」



「ったく、桃歌ちゃ~ん、せっかくまた会えたってのに、なんで?なんて言わないでよ~。桃歌ちゃんに会うために来たんだよ。当たり前だろ??」