そんなある日。


大きな真っ黒い雲が太陽を隠し毎日のように雨を降らせました…


それでも小さな小さな妖精は、嵐の中毎日のように海へ出ていきました。


太陽にあえなくなった妖精は、毎日のように涙を流し叫びました。


「太陽さん!!

どこにいるのですか?
太陽さんのことが大好きです。

逢いたいです。

逢いたいです。

逢いたいです… 」


海の真ん中で空に向かって叫んでも

妖精は、小さすぎて空には、届きませんでした。


涙も雨に流されていきました。