消えない過去_父親と娘

『え!?ちょっと待てよ。このまま俺の家にいろよ。』

「でも、迷惑だし。」

『大丈夫。来週から俺、引っ越すんだ。そしたら、1人暮しになる。』

「孝也に悪いし。」

『そんなこときにするな。ってかおまえは俺と一緒にいろ。守ってやるから。』

「……」

『なぁ、そうしろよ。
ってか、俺と一緒に居て新しいスタートをしよう。』

「え?」

『プロポーズだよ。
俺、おまえと別れてからもおまえが気になって。しかも、学校こないし。メールも帰ってこないし。
でも、やっぱり気になって


お願いします。俺と結婚してくれ。』

「私、汚いよ。」

『好きだから、そんなの関係ないよ。』