消えない過去_父親と娘

「あのさ、私の家って再婚ぢゃん。」

『あぁ』

「私、新しいお父さんの性的奴隷なの…」

『え?』

「毎日、お父さんにおそわれてるの。」

『……』

「こんな話できるの孝也しかいなくて…」

『大丈夫か?』

そういって孝也は私を抱きしめた。

「駄目だよ。私汚いし」

『春は汚くないよ。綺麗だよ』

「ありがとう」

そういって、なんの合図も無しに、私たちは心が通じたように、お互いを求めた。