集合が地元から遠い駅だったので、あさ5時起き・・・。



翔樹くんはそれでもあたしたちを笑顔で送ってくれた。

「行ってきまーす。」


「乃愛ちゃん、兄ちゃん。行ってらっしゃい!」





あたしと遼は大きな旅行カバンをもって1キロの道のりを歩いた。



「乃愛。オレの誕生日なんかしてくれるの?」


「うん。メールするね。」


「乃愛と一緒に回れるようにいろいろ計画練ったんだ。」


「ありがと。」





「乃愛・・・楽しもうな。」


「うん。」


遼は指輪をネックレスにしてつけていた。