「聖司!!」 「乃愛遅かったな。」 「ごめんごめん。」 「これからさぼるだろ?」 「うん。」 「俺ん家来ない?」 「え・・・」 「いやなのかよ。」 「そう・・・じゃない・・・」 「じゃぁ、来い。」 あたしは手を引っ張られて、そのまま学校を出た。 連れてこられた家はすごく大きかった。 「乃愛こいよ。」 また力いっぱい腕をつかまれた。