「あちらの席ですよ。」

「すいません。ありがとうございます」



「あ、お兄ちゃん」

「遅かったね遼。」


「少し混んでて・・・」



「お兄ちゃん!ほら見て!乃愛ちゃんにこれもらったの!」

そういうと、貯金箱の近くに置いた手袋を見せた。


遼は、よかったなーといって翔樹くんの頭を撫でた。