あたしを一人にしないで… 「乃愛泣くな。おまえにはおれがいるから」 「乃愛ちゃん…」 そうか 翔樹くんにとってもお父さんなんだ。 あたし達は同じ血が流れてる訳ではないけど兄弟なんだ… 少しひんやりした手があたしの涙を拭いた。 「わたしが居るから」 マミさん…あたしのお母さん 「乃愛ちゃんはあたしの娘だもの」 お母さんはそういって涙で濡れた顔を笑顔にして胸を張って見せた。 「ありがとう…」