聞きなれた声がした。朝っぱらからこんなテンション高い奴はあいつしかいない。

「愛!おはよっ」

村上 愛アタシの小学校からの友達なんだ。昔から愛の髪は金髪だった。そのせいでセンパイに目付けられることもあった。

「那南、バス来たよ」
「うん」

アタシ達は1番後ろの席に座った。

「なんかキンチョーしまくりなんだけどっ・・ 那南?聞いてる?」

「あっゴメン」