外が真っ暗になってようやくお父さんが帰ってきた。 お父さんはリビングに入るなり周りを見渡して、 シュウがいないのを確認すると肩を落とした。 「今日も秋一君来ないのか。」 お父さんは、そう言ったきりシュウの事を何も言わなかったし聞かなかった。 お父さんなりの私への配慮だったのかもしれない。 お父さんは、そのあと一人でずっとビールを飲んでて、その姿がやけに寂しそうに見えた。