本当は心細かった。
いつもシュウと一緒に帰っていて帰れない時はもちろんあったけど、遅くなる時は必ず一緒に帰ってくれていたから。
外を見ると陽が沈みかかっている。
でも、立花君は彼氏ではない以上これ以上迷惑をかけられないと思った。
「本当に大丈夫?」
「うん。立花君も気を付けて帰ってね。」
「俺?俺は平気だよ。」
立花君は、あたしの頭に軽くポンッと触れた。
あたしは立花君に心配かけさせないように微笑んだ。
この時、帰ったはずのシュウが近くにいてあたし達二人を見ていたなんてあたしは気づきもしなかった。

