「シュウ、あーさ。サッサっと起きる。」


布団をめくると、また、かぶり直すシュウ。


「まぁだ、眠い。」


この寝起きの悪いシュウが原因でおばさんはあたしに泣きついてきた。


はぁーっとため息をつき、もう一度、布団をめくる。


「シュウ、起きて…きゃあっ!?」


布団をめくった途端、シュウに腕を捕まれ、
あたしは体制を崩し、寝てるシュウの真上に倒れてしまった。


慌てて起きようとしたあたしをシュウは抱き締める。


「シュ…シュウ?」