自分で言ったにも関わらず
恥ずかしい///
『―…俺も大好き』
2人の会話。
甘くて甘くてとろけそうなくらい。
『―早くキスの先行きたい…』
?!
キスの先って…
やっぱりみんなが言うあれ??
『―…いい??』
あたしにできるかな…?
興味はある。
けど、早すぎるような気がする…。
でも遼に嫌われるのはやだ
「うん…いいよ」
『―本当にいいの?』
「うん、遼ならいい♪」
『―そう?
あ、俺かなりエロいから^^笑』
「あたしもだから大丈夫★」
『―美緩もかぁ~♪笑』
そのあともあたしと遼の
エロ話は止まらず、
熱を増していった。笑
1時間くらい、
いろいろな話(エロ話でなく…笑)をして
電話を切った。
『―…大好き』
遼が照れながら言った一言が
あたしには宝物だった。
遼。
ずっと特別な2人でいようね?
カーテンを閉めようとして
窓の近くに行った。
外はちらほら雪が降りだしていた。
街灯の灯に反射して、
雪の一つ一つがキラキラ輝いた。
その輝きは、世界中の幸せを
全部合わせたように
誇らしく輝いていた。
少しずつ降り積もる結晶を見ながら
あたしは空を見上げた。
聖夜の贈り物―…。
それは、両手いっぱいの幸せと
外に降り続く雪のように、
止まることを知らない愛。
結露して水滴が浮かぶ窓
左手を出して、文字を書く。
少しクセの残る、丸みを帯びた字で書いた言葉
『大好きだよ』
って―…


