「♪」


自分の家に着いてからも
上機嫌なあたし。

鼻唄なんか歌っちゃって…笑






カーテンを開けて空を見上げる。

流れ星はなくても、
星がキラキラ光輝いている。




「ねぇ…流れ星さん??」


心の中で語りかける。





流れ星さんには、
あたしたちの声が届きましたか?


叶えてくれますか?





流れ星さんは、あたしたちを
変わらずに待ってくれていますか?




あたしと遼を見てくれていますか?







『―ちゃんと届いたよ』



光の声が聞こえた気がした。



その声は、この澄み渡る

青空いっぱいに…


宇宙いっぱいに…





高く高く強く響いていた…







『―僕達はいつもちゃんと見てるよ』





その光の声が、たとえ幻だとしても
届けてくれたそれだけが
あたしは嬉しかった…。




ちゃんと見ていてくれるようで…






とても…嬉しかった。




あたしと遼の誓い―…


『Pledge』



永久に共に…
変わらずにあり続けていく誓い―…。






この日流れた星に誓った未来。




それは…
強い絆で結ばれたものだった。