カタン……
婚姻届を提出。
無事に夫婦となりました^^
「あたし今日から
寺脇美緩になるんだよね??」
「うん、美緩は俺のもの」
拓弥があたしを抱き締め、頬にキスをする。
「……ねえ、学校も??」
「当たり前だろ?」
「寺脇美緩かあ……
なんか変な感じ…(笑
って……みんなに
結婚してます、って言うの??」
拓弥は少し考える。
「俺が卒業したら言う^^
浮気禁止だからな!!笑」
「しないもん!!
拓弥こそ、浮気しないでよっ!笑」
「当たり前^^」
卒業したらか……
その前に、拓弥が卒業してもあたし残るんだけど?
拓弥の卒業後が大変だ…
「ま、早く学校行こっ
入学式遅刻しちゃう!!」
拓弥の手を引っ張って走る。
西高の校門をダッシュで潜る。
みんなまだ歩いていた。
「よかったあ…
あれ、あたしどこ行けばいいんだっけ?」
「1年A組♪」
「了解っ★
…って、拓弥が3年A組だよね??」
てことは………
「バレた?
そ、兄弟学級^^」
全ては拓弥の思うツボなのだった。
嬉しいけど……恥ずかしい///
「ほら、行くぞっ」
「う、うん!」
拓弥と歩く。
すると後ろから声をかけられた。
「…あ……あのっ、先輩…!!」
振り返ると、顔立ちのハッキリとした、美人な女の人が立っていた。
リボンの色が緑だから…
あたしより1つ年上なのだろう。
「何?…明里ちゃん」
は?……今…なんて言った??
明里ちゃんだって?!
「この前の返事考えてもらえましたか?」
この前の返事って??
何の話?
「あ~!あれ。…ごめん
俺は無理だわ」
「もしかして…
隣のこの子が噂でいう、彼女さんですか……??」
ん?へ…あたし??


