日だまりの中で

少年の目の前に テーブル越しに拓海が 箸を握って立っている

「うゎぁ 拓海が直君の目玉を刺した!」

近くにいた少年が 絶叫しながら逃げていき 食堂全体がパニックになった

私は 拓海の側に走りよろうとしたが
拓海は 私を先に見つけると 泣き出しそうな笑顔を見せると そのまま施設からいなくなった